まとめ記事の作り方
テーマ設定
まず最初に、まとめ記事のタイトルにもなる「テーマ」を設定しましょう。
まとめ記事の特徴は、自身のメモ帳としての役割を果たすものでもあるため、自身の関心事をテーマに選択すると作成が容易になります。初心者は「誰かのために」ではなく、自分が無意識に「検索している」情報を意識して、関心のあるキーワードをテーマに設定することで気軽にまとめ記事の作成が出来るようになります。
テーマは出来るだけターゲットを絞ったものに設定することで、記事としての価値が高まり、多くの人に活用してもらえるものになります。絞り込む要素としては大きく「エリア」と「コンテンツ」別に組み合わせて考えると良いでしょう。
【例】
・長野大学周辺の美味しいランチまとめ
・上田駅周辺の安い居酒屋まとめ
・上田で人気のショートケーキまとめ
・上田の夏祭りまとめ
・上田で学生に人気の美容室まとめ
・地元で人気の日帰り温泉まとめ【別所温泉編】
検索の仕方
テーマが決まったら、検索を始めます。といっても、ストレートにキーワード検索しただけでは目的の情報はほとんど出てこないのが現状です。ついては、テーマを多角的にとらえて、関連キーワードをいくつもリストアップして検索をかけていきます。
【例1】長野大学周辺の美味しいランチまとめ
このテーマをまとめるにあたって、一番最初に行う作業はMAPアプリ(googleマップなど)をチェックし、長野大学(スポット)の周辺にある飲食店をピックアップします。その店名(コンテンツ)を一つ一つ各種SNSやブログなどで検索し、一般ユーザーの反応を確認します。
WEB上に数多くの投稿が存在する店舗から、ほとんど情報がヒットしない店舗まで様々なパターンがあると思いますが、WEB上に情報が無い=人気がないお店というわけではありませんので注意してください。
①スポットを設定し、その周辺にある目的対象をリサーチする。
②目的対象を様々な環境で検索し、対象に対する投稿をチェックする。
【例2】上田で学生に人気の美容室まとめ
少し難易度の高いテーマです。スポットは上田地域全体をカバーしたテーマとなっていますが、重要なのは「学生に人気の」という部分になります。特定のターゲットを対象にしたまとめ記事を作成するには、目的のターゲット層による投稿を探す必要が出てくるため、検索が一段階深くなります。
「上田で人気の美容室」と「上田で学生に人気の美容室」というテーマは、まとめ記事を作成するにあたって大きな違いがあります。コンテンツとターゲットの関係性を見誤ったテーマ設定をした場合は、ほとんどまとめ記事にならない可能性もあります。
①設定スポット内にある対象コンテンツを検索しリストアップ
②対象コンテンツとターゲットの接点を探しながら、目的の投稿を探す。
引用するSNS投稿やブログ記事の選び方
自分が設定したテーマをストレートに検索して多くの情報がヒットしたとすれば、そのテーマは現時点で多くの人に関心があるということになりますが、その場合は、その中からより魅力的な情報ソースを選択することになります。
また、数少ない検索結果のコンテンツについては、出来るだけ内容のある投稿を探して、まとめ記事に掲載することが重要になります。
まとめ記事に使用する投稿を選ぶポイントは主に4つ。
①できるだけ新しい投稿(直近3年程度)を選ぶ。
②設定テーマのイチオシを紹介している投稿を選ぶ。
③写真が上手な投稿を選ぶ。
④設定テーマ、コンテンツを詳しく解説している投稿を選ぶ。
設置する投稿の数
まとめ記事として信憑性の高いものにするために、1つのテーマに対して3つ以上のコンテンツを、そして1つのコンテンツに対して3つ以上の投稿を掲載できるように探してください。この条件を満たせない記事は、まとめ記事として成立しないものと考え、没企画としてお蔵入りとしましょう。
【例】長野大学周辺の人気グルメ
1つのテーマに対して5つのコンテンツを設定し、その一つ一つに対して3つ以上の投稿を選択したものです。
まとめ
以上がまとめ記事作成の基本的な流れと考え方になります。
自分にとって有益な情報のまとめ方が上手になればなるほど、相手にとっても有益な情報源として活用しやすいものになります。このスキルは、これから加速していくインターネット社会で無法地帯化してく情報世界において、自分の意志でしっかりと情報の取捨選択をしていく能力を身に付けるものになります。
「自分の意志で、様々な角度から検証し、有益な情報を集める」
これからの社会で生きていくために重要なスキルですので、しっかりと基本を押さえておきましょう。